月別アーカイブ: 2013年10月

蟹の栄養について

蟹はとてもヘルシーな食べ物だ。ヘルシーだけではなく、様々な栄養価が含まれている。代表的なのがアミノ酸の一種のタウリンだ。タウリンは血圧を正常に保つ効果がある。その他にもコレステロールを低下させたり、胆石や動脈硬化などの予防にも役に立つ。このタウリンが豊富に含まれている蟹はすばらしい。しかも蟹を食べるときはゆっくりと食べる。どんなに早食いの人でもカニだけはゆっくりと食べる。ゆっくりと食べざるを得ない。だから消化にもよい。ゆっくり食べるから余計に美味しく感じる。タウリンの成分が体中にゆっくりと回るような感じになる。

タウリン以外でもビタミンB群が豊富に含まれる。またミネラルではカルシウム、鉄、亜鉛などが多く含まれる。

このようにカニは高タンパクで低カロリーな食べ物だ。だからダイエットに適していると言われている。

そうは言ってもそんなにしょっちゅう食卓に並ぶわけでもなく、シーズン中に2~3回ぐらいかな。だからダイエットに適しているといっても、全く意味のないことになる。しかも確かにカニ自体のカロリーは低いが、蟹の天ぷらや蟹のフライを食べて、そしてご飯も一杯食べて・・・これでは低カロリーとは言えまい。

ともかく美味しいものをゆっくりと味わって黙々と食べる。蟹を食べるときは蟹に集中する。だからおいしさを体全体で感じることができる。

そんな蟹さんに一日も早くありつきたい。

日本海の夕日

日本海の夕日は美しい。海に沈む夕陽、半島に沈む夕陽、岩陰に沈んでいく夕陽、様々な夕陽が楽しめる。夕陽は今日一日の終わりを告げる瞬間である。夕方、太陽は真っ赤になって大空を染める。そして陽は落ちて、赤からオレンジ色になり、グレーの世界になっていく。大気と海の狭間に沈む太陽。その瞬間がなんとも言えない郷愁をさそう。今日のこと、過去のこと、大事な人たちのこと、つらいこと、楽しいこと、そして明日への希望に満ちた思い・・・それらが頭の中に、いや心の中に交錯する。ほんの数分の夕陽劇場、毎日毎日繰り返される劇場。でも日本海のその劇場は「日本海夕陽劇場」とでも名付けたいぐらいだ。若狭の海も、越前の海も、その劇場の名にふさわしいスケールがある。美しさがある。何故、日本海の夕陽はこれほどまでに郷愁を誘うのか?同じ夕陽でも何故これほどまでに日本海の夕陽は美しいと感じるのか?何故ここまで心に響くのか?それは私だけなのか?その謎はまたいつの日か解明しようと思う。

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かに三昧・・越前がにのフルコース

そんな鮎のフルコースと同じように越前がにのフルコースがある。2012年の冬に食べた。宮本鮮魚店というお店で食べた。まさしくかに三昧だ。蟹のお刺身、焼ガニ、天ぷら、酢の物、そしてそしてメインの丸々越前ガニ一杯のゆでガニ。越前ガニの黄色いタグが燦然と輝く丸々一杯。スゲー。感動。一人でこんなに食べられるのか?どの料理も美味しいが、やはり蟹の王道はゆでガニのようだ。一人でこんなに食べられるかと思いきや、それがぺろっといっちゃった。あああぁぁぁ、この味噌。味噌に蟹の身をほぐして甲羅の中で混ぜる。そしてそれをご飯に乗せて食べてみた。「越前ガニの蟹味噌と蟹の身のコンビネーションどんぶり」とでも命名したいぐらいだ。そもそも料理の原点は素材にあるはず。その素材を無視して料理方法だけが話題にのぼるのはどうかと思う。その素材の良さを舌で感じるのことができるのが本当の良い料理ではないだろうか。例えば、野菜。新鮮な野菜を一番おいしく食べることができるのは、畑でとりたてを食べることだろう。実際にはそれはなかなか叶わない。それでできるだけ新鮮な有機栽培の野菜が生で食べる。ドレッシングはお塩がほんの少々。その程度の味付けが良い。

それと同じで蟹の一番美味しい食べ方は、蟹のエキスが口の中で一杯に感じられることだ。それが茹でがに。「越前ガニの蟹味噌と蟹の身のコンビネーションどんぶり」はまさしく越前がにのエキスを100%堪能できる食べ方・・・だと自分では思っている。今年もその越前ガニを堪能したい。解禁を今か今かと待っている。

あゆ三昧

岐阜の夏の風物詩は「梁」だ。梁とは、竹や木で簀の子状に組んで川の中に設置して、上流から泳いでくる鮎が落ちるのを待っている漁の一種である。今では漁としての梁ではなく、観光としての梁がほとんどだ。そしてその梁では鮎を食べることができる。しかも鮎のフルコースだ。まず最初に出てくるのは鮎の刺身。これは普通では食べられない。とてもうまい。そして鮎の甘露煮。甘辛く、骨まで柔らかく煮込んである。鮎の頭からいける。その次にいよいよ鮎料理の王道、塩焼きが出てくる。川原の涼しげな音を感じながら食べる鮎の塩焼きは最高だ。なかなか天然の鮎にはあたらないが、それでも鮎は鮎だ。骨ごと食べるのが鮎の正式な食べ方?。内臓もそのままだ。あの内臓の苦みが最高に美味しい。その後に出てくるのが鮎の田楽。岐阜と言えば味噌。そう、鮎の味噌田楽だ。少し甘く味付けした味噌をつけて田楽風に焼いてある鮎。そして鮎のフライと続く。これで鮎のフルコースは終了。いやいや、最後に待っているのがある。一番の楽しみといっていもいいだろう。鮎の雑炊だ。鮎の身がたっぷり入った雑炊。鮎でお腹がどんなに満たされていても雑炊は別腹。二杯、三杯とおかわり。これで正真正銘、鮎のフルコースの終了だ。大満足。

岐阜の川の恵みの鮎たちに感謝だ。

西表島の今

社会人になってもう一度西表島に行った。島に降り立ったとき、なんとなんとなんと、島に信号があるではないか・・。本当に驚いた。ほとんど車が通らないのに、何故?こんなこといえばとても地元の人に失礼なことだが、道路に水牛が闊歩して時間がゆったりと流れる・・・それが西表島のすばらしいところだと思っている。それにも関わらず信号が・・・。

とてもショックだったことを覚えている。そして学生時代、青春まっただ中の時にお世話になったあの民宿は、もう影も形もなくなっていた。あの親切な民宿の人たちはどこにいってしまったのか。とても寂しい思いで西表島を後にした。いかなければ良かった。わが青春の思い出の中にそっとしまっておけばよかった。現実を直視できない自分がいる。直視したくない自分がいる。西表島はそれほどすばらしい天国だったのかもしれない。もう二度とそのような場所に巡り会うことはないのだろうか。

今、Googleアースで西表島を見てみた。なんとなんと西表島でストリートビューが見られるではないか。えーーーー?って感じだ。信じられないことばかりだ。Googleのすごさを感じる。そしてなんとなくまたまた神聖な西表がどんどんと俗化していくような、とても複雑な気持ちになってしまう。

でも一生にうちにそのような神聖な場所に出会えたことにとても感謝している。そしてそこで出会った人々に「ありがとう」といいたい。

越前がによりもうまいヤシガニの思い出

いまからウン十年も昔のこと・・・。

大学生の夏休み、西表島に一ヶ月ほど行ってきた。友人と二人で、テントを持参して。でもテントで寝たのはわずか一晩だけ。あの暑さに耐えらるわけがない。仕方なしに予定を大幅に変更、予算も大幅に増額。民宿に泊まることした。それから快適な民宿生活が始まる。冒険の毎日。イリオモテヤマネコに会いに森に入ったり(結果・・・会えず)、夜に船釣りをしたり、ヤシガニをとったり、立ち入り禁止の鍾乳洞にはいったり、秘密の星砂の海岸で遊んだり、そして民宿でぼけーっとしたり・・・。

ヤシガニを取りにいった時のことは今でもよく覚えている。民宿の親父さんに連れられて海辺の岩場に行った。あああぁぁぁぁ・・・ハブが・・・。危機一髪が何度も。でも地元の人はすごい。臆することなく、そのハブを捕まえてしまうのだから、本当にすごい。

ヤシガニはエビのような形をしている蟹。姿は少々グロい。はさみもでかいので捕まえるときはスリル満点。いるわいるわ・・・、一回漁?に出たらかなりの数を捕獲できた。そして民宿に戻ったらおばさんがゆでてくれた。生きているときは色もグロい。どう考えてもうまそうではない。でもゆでていたらそれがピンク色になる。いきなりうまそうって感じになる。そしてみんなで食べる。それがうまいのなんの。当時は今ほど食糧事情がよくなく、なんでも美味しいと感じていた時代。そんななかでもこのヤシガニはとびきりうまいと感じた。今でもその味は再現できる。言葉で再現はできないが、感覚として再現できる。表現は全くできないが・・・。とにかくとにかくうまい。今、うまい日本一うまいと思っている「越前がに」よりもうまいかも。いや、次元が違うのかも。別次元の食べ物かな。そのときの味のイメージが私にとっては南国の味となり、そして南国へのあこがれへと繋がっているように思う。

沖縄、バンザイ!!!

冬に越前海岸を走る・・越前がにをゆでる風景

冬の越前海岸はとても美しい。

山が海に転がり落ちるような地形。そこに身を寄せ合うように建っている集落。あおい海に雄々しいばかりの波、波、波・・・。そして冬の寒さに耐え忍ぶように咲く可憐な水仙たちの姿。そしてそこから北上するとこの季節ならではの風物詩を目にすることになる。それはお店から立ち上がる湯気だ。言わずとしれた「越前がに」をゆでている風景。

その中からとあるお店に飛び込んだ。まず目にしたのは値段。「高い!!」。でもブランドが強いものは美味しい、そして高い。あの松阪牛もそうだ。納得して食べたではないか。そう自ら納得して大枚をはたき、あこがれの越前がにをお買いあげ。買っちゃいました。

そして帰宅。あこがれの黄色いタグをはずす。このタグ、記念に取っておく。(今も後生大事に持っています)タグのことはともかく・・・食べました。家族5人で食べました。うまーーーーい。最高!!

極上の幸せ感を心に刻んでいます。そしてまた宮本鮮魚店から通販で購入。

2012年から2013年にかけての冬は最高でした。そして2013年から2014年のシーズンを今か今かと待っている我ら5人の家族です。

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