残念、食べられなかった

ここ数年、福井県出身の義理妹が福井へ帰るたびにセイコガニを買って帰ってきてくれていました。そして、いつも「おすそわけ~」と言ってセイコガニ2杯を私たちのところへ持ってきてくれていました。私は“セイコガニ”がそんなに食べられない(福井の家庭ではよく食べられているみたいですが)ものだなんて、ついこの間まで知りませんでした。
食べられないというよりは食べられる期間が短かったりして広く全国にあるものではないということのようですが。彼女いわく「福井の家庭ではよく食べている」と聞いていたので一般的に食べられるものなんだと、恥ずかしながら、ちょっと勘違いしていました。
今は海のない県に嫁いで十数年たちますが、やはり海の匂いがするものはたまらなくて(日本海だろうが太平洋だろうが東シナ海だろうが関係ないんだ)特にカニやサザエなどは海の匂いが濃くて、良くてクンクンしてしまいます。
カニをむく担当は、うちではもちろん(笑い)パパの担当です。他のみんなは、皿にカニの中身がおかれるまでジッと待っているわけです。カニを食べている間は宴会の間だって、黙々と食べていて静かでおかしい(笑)といいますが、うちはパパ一人がむいているだけなのにみんなお行儀よく待っています。その静かなことといったら、ちょっと笑えます。いざ食べだしたら、なんと言っても身だけになっているカニを食べているわけですから、あっという間に食べてしまいます。またまたむいては皿にいれ、まるでツバメだなと思うほどです。セイコガニも義理妹に身のはずし方をきいて上手に分けてくれました。ホントにいい人だなこの人…。今年は残念ながら食べられませんでした。セイコガニ、来年はまたむいてもらって食べたいなあ。と思うのでした。